
「お金を求めると、お金が逃げていく」皮肉な現実が結婚にはあります。
「経済力」だけに惹かれて結婚する人は一定数いる
婚活の場では「女性は結局お金目当て」という声が聞こえてきます。でも、それは今に始まったことではありません。
ダイヤモンドに目がくらみ…恋人の元を去り銀行の跡取り息子と結婚してしまうお話『金色夜叉』。昔のお話で馴染みなないかもしれませんが、KinKi Kids のデビュー曲『硝子の少年』のモチーフです。
好きな人がいても、恋愛と結婚は別物。
お金がなくては生活が成り立たない。
女性は現実的なので、一時の感情に流されず結婚後の生活のことまで考えます。
子どもをもち育てることまで視野に入れれば、一概に責めることもできないかもしれません。夢だけでは食べていけませんから。昔から、愛と経済力のどちらを優先するかは大きな問題でした。
道徳的、倫理的にはどうあれ、結婚は個人の自由。大人ですから、本人同士が納得の上でのことならば他人がとやかく言う筋合いはありません。
高収入・お金持ちは吝嗇家(ケチ)が多い

「結婚は愛が大事」などときれいごとを押し付ける気はまったくありません。ただ、経済力が目的だったとしても、想定通りにならないことの方が多いです。
代々続く名家のお金持ちは、基本的にムダ遣いはしません。
先祖から受け継いできた資産を自分の代で減らさないよう、幼いころから教育されています。教養や教育にはお金を惜しみませんが、自分を大きく見せようとするためのお金には財布のひもは固くなります。
好き嫌いより経済力を優先して結婚すると、ここで行き違いがおこります。

流行のバッグどころか、新しいジュエリーの1つも買ってくれない…。

母が使っていたヴィトンをあげるよ。指輪も祖母のものを代々受け継いでるんだ。
まあ、ここま極端ではないしにても、お金持ちはお金もモノも大事に使います。
ロレックスやラドーの腕時計を持っていたとしても、流行だから、カッコつけたいから買うわけではないです。
ちょっと修理するにしても、部品は取り寄せ、修理代金も高額。定期的なクリーニングやメンテナンスも必要です。
それでも、長い目で見るとトータルで得だからです。質の良いものだから、丁寧に扱い飽きもこない。高額でも、結果的に元が取れるとふんでのことです。
見栄を張りたい
他人からうらやましがられたい
そんな価値観で結婚しても、夫にまったく通じないでしょう。望んでいたような贅沢三昧の豪遊なんてまずありません。
好きではないけれどお金さえあれば我慢できる?
好きで一緒になったのなら、多少の我慢はあっても食べていければ何とかなります。夫婦二人で働けば、まず生活は成り立ちます。
問題は、経済力目当てで結婚した人。
容姿や性格が気に入らなくても、お金があるからと欠点には目をつぶった人なんかは致命的です。もともと好きじゃなかった分、嫌いな気持ちが増幅します。
相手のケチさを非難すれば「俺のお金が目当てだったのか」と言われるでしょう。お金が目的だったなら、普段から言動に出ているはずです。夫もプライドが傷つけられ、夫婦仲は険悪。
旦那デスノートなるものまで…それで幸せ?
例え、念願かなって高収入夫の妻の座を射止めても、自分の好きな物ひとつ買えなかったら…。夫婦仲が悪かったら…。自分も働いて、世帯年収500万円の仲良し夫婦の方が、よっぽど毎日を楽しく過ごせます。
一度しかない人生のうちの大半を占める結婚生活。パートナーを呪いながら過ごす数十年なんて、もったいない。子どもの性格形成にも悪い影響を及ぼしそうです。
以前、情報番組で目にしたのですが、『旦那デスノート』なるものまで存在するとか。
そりゃあ、酷い夫もいるでしょう。モラハラ体質の男性もいるでしょう。たまったグチを吐き出すことで、スッキリしたいのは分かります。
…でも、その負のエネルギーと時間はもっと建設的なことに使った方が、幸せになれるのになぁと。

グチや悪口ばかり言う人には、お仲間しか寄ってこないよ
夫婦不仲のストレスはお金を遠ざける

お金の面からみても、夫婦不仲はマイナスしかありません。
夫婦の仲が悪ければ、ストレス解消の矛先は消費に向かいます。
妻が夫に不満をもっていれば、倹約に努める気にもなりません。反対に、できるだけお金を使ってしまいたくなる衝動にかられます。どうせ貯蓄したって、自分に恩恵がないのですから。
夫の方だって、家庭内がギスギスしていたら家にいたくありません。仕事が終わっても、家に帰りたくないと飲み歩いたり、よそに居場所をこさえたり…。出費も増えるし、トラブルの火種も増えますね。
気持ちが不安定だと「欲」や「ストレス」に振り回されがち
夫に対して不満を抱えたままでいれば、常時ストレスの塊です。無意識のうちにストレスを解消しようという行動に出がちです。
さして必要でもないのに、安いからと大量に洋服や食品を買う。
欲しくもないのに、他人と張り合ってモノを買う。
その子に負けたくなくて、習い事や塾で張り合う…。
ご本人がそれで満足を得られているのなら、問題ありません。ですが、心のすき間は消費では埋められないですよね。一時は高揚感があっても、時間が経つと虚しくなってきませんか。
まとめ:夫婦仲が悪ければお金も貯まらない…金銭感覚のすり合わせが大事
経済力だけが目的の結婚は、思惑が外れがち。
本当のお金持ちは、成金とはちがい散財しません。お金が自由にならなければ、結婚生活そのものが嫌になります。ストレスフルな生活は、ムダ遣いを呼び貧乏体質になりがち。
結婚前に相手と金銭感覚があうのかどうか、事前に確認しておくことをお忘れなく。

一番大事なのは、相性が合うのかどうかですけどね。